5月31日、急遽ジャカルタへ日帰り出張した。前日にGarudaの予約を取ろうとしたらシステムがダウン、しかたなくLion Airで行くことにした。
午前8時のジャカルタ行きに乗るべく、ハサヌディン空港へ。しかし、その便はクンダリから来る飛行機で、クンダリの天候が悪いため、出発時間が午後1時に変更されていた。ジャカルタでのアポの予定は午前11時。まいった。そこで、Lion Airの係員に食いつき、午前9時の便へ変更してもらった。
この午前9時のジャカルタ行き、Lion Airが世界で最初に導入したボーイング737-900ERだった。前向きに考えれば、最新機に乗れてラッキー。エンジン音が他の飛行機と違う。ということは、今まで乗っていたインドネシアの国内線はみんな中古だったということを改めて確認できたわけだ。飛行状態は極めて安定。乗り心地はとてもよい。
しかし、シートは幅が狭く、つくりも簡易だった。Lion Airの仕様で設置されたのだろう、シートはできるだけ簡素に、たくさんの乗客を運べるように、ということだった。シートだけだったら、帰りのLion Airの中古737-400のほうが良かった。もっとも、最新機でも、機内で提供されるのはいつものカップ入りミネラルウォーターだけで、食事は出ない。
そういえば、数日前に、羽田空港の航空券発券システムがダウンして、午後便がすべて欠航になったというニュースをみた。そう、我々がいかに危ういシステムに依存して便利な生活を享受しているか、を思い知らされる出来事だ。インドネシアでは、発券システムがダウンすれば、従業員が汗だくになりながら手書きで搭乗券を発券させ、飛行機を飛ばす。
コンピューターがダウンすると飛行機が飛ばない日本と、ダウンしても何とか飛行機が飛ぶインドネシア。処理する便数の数が日本とインドネシアで大きく異なるのはさておいても、飛行機を利用する側からすれば、手段は何であれ、飛んでくれたほうがいいはずだ。もっとも、運航の安全性はまた違う話になるのだが。
posted by daeng at 13:04|
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