そんななかで、先週はイニンナワの仲間たちとエコ・バッグの話で盛り上がった。日本ではすでに一般的だが、ここでもプラスチック・ゴミを減らすために、使い捨てではないバッグを使おうではないかという話になり、それなら、自分たちでも作ってみようか、といった話になった。
でもバッグだけじゃないよね、ゴミの分別をやって、生ゴミでコンポストをつくろう、そこでできた肥料で花を植えてはどうか、なんて話まで出た。
我が家の周辺は、道路拡張の影響で地価が高騰してきたらしく、周辺では住居兼店舗(ルコ)の建設ラッシュ。いずれ、ルコの町になるのは間違いない。せめて、ここだけでも、そんな殺風景ななかでの潤いのある場所にしたい。と、思いつつ、土曜日、さっそく花を探しに出かけてしまった。そして「午前9時の花」と「乙女の掌」を手に入れた。
乙女の掌
「午前9時の花」(bunga jam sembilan)とは、マツバボタンのこと。あるものにはbunga kembang siangと書かれていたので、その名前で探していたのだが、私の聞いた人は誰も知らなかった。花の苗を売っている親子に聞いたら、この名前が出てきた。乾燥と暑さに強く、放っておいてもどんどん増える、という特徴がある。これを10株購入した。
「乙女の掌」とは、bunga tapak daraのこと。赤紫や白の5枚の花びらが咲いた様子は、可愛い掌のよう。この花、実は薬草で、インターネット情報によると、葉っぱなどが癌の薬なのだとか。「乙女の掌」も乾燥と暑さに強く、花が絶えることなく咲いていくのだそうだ。これもとりあえず10株、買って帰る。
いずれも試験的に植える目的での購入。調子がよさそうならば、たくさん購入して、家の周辺にどんどん植えていきたいと思っている。コンポストで作った自家製肥料も使って。
今朝、裏庭を見ると、たしかに午前9時ごろ、「午前9時の花」は小さな花びらを大きく開いて咲いていた。
午前9時の花(マツバボタン)
(追記)「乙女の掌」は実はニチニチソウだとわかった。[2007-10-30]
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