Mochtar氏とは、公私共に懇意にしているが、以前から是非我が家を訪問したいという希望を氏が持っており、今回実現した形。我が家に出入りする若者の中には、Mochtar氏のエネルギッシュで理想を失わない著作と姿勢に感銘している者が少なくなく、ショートノーティスにもかかわらず、多数が集まった。
今回はとくにテーマを決めずに気楽に話し合おうという趣旨だったが、主に「政治と文化」の話になった。「文化は政治によって大きく変容する」という氏の議論が火付け役となって、話は、レフォルマシでもスハルト時代の新秩序はそのまま強固に残っている、今の南スラウェシ社会は末端まで新秩序が新たに作られた文化に染まっている、若者は何を今しなければならないか、など、熱い議論へと発展した。そして、氏は、このイニンナワ・コミュニティのような空間が社会全体へ広がっていくことへ期待を表明した。
またここで再会することを約束して去っていったMochtar氏。世代を超えて熱い何かが伝わっていかなければならないことが感じられた。
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