以下、今日の顛末をお知らせする。
朝、道路工事の責任者である州地域インフラ局の担当者宛にファックスで手紙を送付。スラウェシ道路ネットワークに関するJICA開発調査チームのアシスタント(私の友人)に頼んで、担当者に手渡ししてもらう。そのアシスタントから、「今すぐに埋めたところを掘り返す」「コンサルタントを送るので、状況を見せて欲しい」「PAMと招請する」との担当者の言が伝えられる。
私は区(Kelurahan)と郡(Kecamatan)の役所に状況説明に行く。まあ、この二つの役所は何も動いてくれないだろうけど、そこに住む住民として何が起こっているか知って欲しいと思っての訪問。案の定、役人は話を聞くだけで終わり。先日、周辺住民が道路工事への不満を州議会に訴えたばかりで、その対策に頭が痛い様子。「住民の苦情が多いので、夜間の工事は禁止になったはず」と役人はいうのだが、我が家の前で水道管を切断されたのは夜中の工事だった。
続いて水道局(PAM)支所に寄って、事情を話す。すると、係員が「すぐ現場を見たい」というので我が家に連れて来る。状況を見た係員は「今日中に水道を回復させる」と約束。午後、テクニシャンを連れてやってきて、水道工事を始める。「水道管を買う資金が欲しい」というので都合してやる。私が払う筋合いではないが、一刻も早く水道を回復させたかったのだ。ところが、水道管を買いに行ったまま、なかなか戻ってこない。
我が家の前にたまった水の排水も大問題。水路を作ろうとしたが、我が家は道路よりも低いので、水が流れない。しかたなく、運転手に揚水ポンプを買いに行かせる。運転手は、電気で動く簡易な揚水ポンプを買ってきたので、それを水溜りにセットして、道路のほうへ排水を始めた。
水道管を買ってきたPAMの係員らは、水道工事をようやく始め、夕方までに何とか水道管をつなげて、水がまた家に流れるようになった。電動揚水ポンプは小型だが優秀で、徐々にたまった水が引けてきた。
結局、道路工事の責任者である州地域インフラ局の担当者が言っていた「今すぐ掘り返す」「コンサルタントを送る」は、夜になっても何も実施されなかった。
というわけで、水道が再び使えるようになったものの、排水についてはまだ応急措置といったところ。古い排水溝を埋めてしまった今、新しい排水溝の工事はいつ始まるのかが気になる。
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