私がいない間、例の朝顔はどんどん育っていた。いつまでも咲き続けていって欲しいものだ。お手伝いたちが毎日丁寧に水をあげていた。
マカッサルでの「リハビリ」の2日間の出来事を以下に書き留めてみる。
19日は自宅にずっといたが、行事がいろいろあった。まず、月1回の日本映画を観る会があり、今回は「フラガール」を観賞した。私も今回初めて観たのだが、舞台が私の故郷に近いこともあり、また実際に小学生の頃に行ったこともある場所だったので、なかなか興味深く観ることができた。ストーリーとしては、前に観た「スウィングガールズ」の展開によく似ている印象を持った。
日本映画を観る会のあと、我が家に出入りする若手詩人のアアンが執筆した最初の小説の出版記念の集いが行われた。ただ、私も含めて、出席者の多くが彼の小説を前もって読んでいなかったため、議論が空回りしていた。
(手振りしているのが作者のアアン。最近はドキュメンタリー映画制作にも興味を示している)
20日は、友人の誘いを受けて、久しぶりに日本人会主催のソフトボール大会に顔を出してみた。普段、在留邦人の方々とあまり会う機会がないのだが、なかなか和気藹々とした雰囲気のよい会だった。ソフトボールをしたのも、前にマカッサルにいた2000年以来のことのように思う。今回の会場は地元日系企業のグランドで、木陰も多く、カレボシ広場より数段よかった。ただし、スピーカーからダンドゥットが流れるなかでの試合は、なかなか集中できずに、リラックスし放題だった。
久々に体を動かして気分が変わったせいかもしれない。ずっと懸案だった自転車を買ってしまった。前々から自転車でマカッサルの街を歩きたいと思っていた。しかし、自動車や二輪車の運転マナーが最悪のマカッサルでは、誰もそれを勧めなかった。
パナクカンの自転車店で購入し、そのまま自宅まで約30分走った。気持ちいいー。ここ1週間ほとんど降らなかった雨が降ってきて、自宅に着く頃に止んだのは愛嬌だったが。自転車に乗っていると、たとえムシャクシャしていたとしても、さっと気持ちが切り替わる。そんな感じがする。さあ、これからどんな新しいマカッサルが見えてくるだろうか。
(またまたお手伝いの息子登場。自転車に興味津々)
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