4月17日に一時帰国する前に、ジャカルタで友人たちと有機食材レストラン「ワルン・ダウン」(Warung Daun:葉っぱのワルンの意)で夕食を食べた。ここは、中ジャワ・スラーゲンで契約栽培した有機米や有機野菜を使用し、素材の味が引き立つスンダ料理を出してくれる。なかなかおいしい。日本やポルトガルなどから輸入した有機食材も店内に展示されていた。インドネシアだけで必要な有機食材を満たせる状態ではないのだろう。
インドネシアにもスローフード運動が伝えられている。昨年11月にはリッポー・カラワチでスローフード・フェアが開催されたようだ。ただ、私から見ると、運動はまだ金持ちの趣味の領域を出ていないようで、本来的な生産者と消費者との関係性というところへ向かうのはもう少し具体的な動きが必要だと考える。多くのインドネシア、とくに都市化されていないところでは、土着のスローフードが健在であり、それと接触することなく、運動を外から輸入しているならば、運動を進める都市高所得層のそうした姿勢が問われてくることになろう。
Warung Daun
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