インドネシア語では、風邪を引くのを「風が入る」(masuk angin)という。こちらの人は風邪を引くと、刺激の強い油(メンソレータムの強烈な奴と想像していただければ・・・)を体に塗り、骨に沿ってコインでこする。これを「クローッイン」と呼ぶ。クローッインすると風が入ったところが赤くなり、これが消えれば風が体内から抜けて回復、ということになる。
この油で最良のものは、マカッサルの蜂油(minyak tawon)という人が多い。1990-92年にジャカルタで下宿していたときも、よく大家の奥さんにクローッインしてもらったが、彼女もマカッサルの蜂油が一番と力説していた。
昨晩、お手伝いの旦那にクローッインしてもらったが、赤いのがすぐ消えたので「大したことはない」と思ったのに、熱はなかなか下がらなかった。
今日はそういうわけで、1日ゆっくり家で休養した。お手伝いがパパイヤの葉を煎じた緑色の飲み物を「のどにいいから」と作ってくれた。パパイヤの葉特有の苦味があるが、たしかにのどの調子はその後よくなった。
療養したおかげで、熱も下がり、だいぶよくなってきた。明日は普通通りでいきたいものだ。
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が、ここんところは国際協力、海外のお仕事とはとんと縁がなくなってしまいましたが、楽しく読ませて頂いてます。
ひがし@現在は日暮里で足立区などのお仕事中