2007年01月08日

「風が入って」療養

1月5〜7日は、マカッサルでの所属機関の事業計画を話し合う「合宿」に参加するため、パレパレに行っていたが、うかつにも風邪を引いてしまい、めずらしく38度台の高熱が出た。

インドネシア語では、風邪を引くのを「風が入る」(masuk angin)という。こちらの人は風邪を引くと、刺激の強い油(メンソレータムの強烈な奴と想像していただければ・・・)を体に塗り、骨に沿ってコインでこする。これを「クローッイン」と呼ぶ。クローッインすると風が入ったところが赤くなり、これが消えれば風が体内から抜けて回復、ということになる。

この油で最良のものは、マカッサルの蜂油(minyak tawon)という人が多い。1990-92年にジャカルタで下宿していたときも、よく大家の奥さんにクローッインしてもらったが、彼女もマカッサルの蜂油が一番と力説していた。

昨晩、お手伝いの旦那にクローッインしてもらったが、赤いのがすぐ消えたので「大したことはない」と思ったのに、熱はなかなか下がらなかった。

今日はそういうわけで、1日ゆっくり家で休養した。お手伝いがパパイヤの葉を煎じた緑色の飲み物を「のどにいいから」と作ってくれた。パパイヤの葉特有の苦味があるが、たしかにのどの調子はその後よくなった。

療養したおかげで、熱も下がり、だいぶよくなってきた。明日は普通通りでいきたいものだ。

posted by daeng at 20:28| Comment(2) | TrackBack(0) | マカッサル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうそう、masuk anginでしたね。まだ、インドネシア語少しは覚えています。
が、ここんところは国際協力、海外のお仕事とはとんと縁がなくなってしまいましたが、楽しく読ませて頂いてます。
ひがし@現在は日暮里で足立区などのお仕事中
Posted by ひがし at 2007年01月09日 21:41
もしかしてあの「ひがし」さんですか? もしそうでしたら大変ご無沙汰しております。私のほうは相変わらずインドネシア、それもスラウェシで暮らしています。ブログを覗いていただき、ありがとうございます。日暮里では私の自宅もそう遠くはありません。また近いうちにお会いできますことを願っています。
Posted by daengkm at 2007年01月09日 23:16
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