2006年06月22日

南スラウェシ州シンジャイ県などで大洪水

地元紙FAJARによると、昨日までにシンジャイ県だけで158名が死亡、多数の行方不明者が出ている模様です。158名のうち、洪水による死者は85名、土砂崩れによる死者は73名です。

FAJAR紙2006年6月22日関連記事(インドネシア語)

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FAJAR紙掲載の写真。運ばれた遺体を前に泣き叫ぶ被災者。


被害が集中しているのは、シンジャイ県西部の山間部にある中シンジャイ郡とシンジャイ・ボロン郡で、カラ副大統領は近年の木材伐採が原因ではないかとの見方を示しています。たしかに、シンジャイ県では、数年前から木材伐採が深刻な問題として認識されていました。

この地域は、高地で涼しく、クミリ、丁字、バニラ、コショウなど様々な換金作物が植えられています。シンジャイから山越えして西側のゴア県の有名な避暑地マリノへ抜ける道路は、しんどい道ですが、沿道に大規模な棚田が広がる、南スラウェシ有数の景色の美しいお勧めドライブ・コースなのですが、現在、この道路は不通になったままです。

南スラウェシ州政府も救援物資を送ったり、義援金や支援物資を受け取るポストを州庁舎内に設けたりしています。そして、州内の他県市に支援を強く求めました。州政府機関では国旗が半旗で掲げられているとのことです。

posted by daeng at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | その他インドネシア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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