2006年05月18日

石筵で堰上げ

5月14日、福島県郡山市石筵(いしむしろ)で堰上げの様子を見学しました。堰上げというのは、水田への用水路へ水を流す前に水路の水を止め、草刈りなど清掃をし、水量を整えて、水路に水を流して、堰の水位を上げる、一連の作業を指し、毎年、5月前半の決まった日に行われます。

DSCN3921_320.jpg

堰上げ前の西の堰


DSCN3924_320.jpg

バケツを使って水をかき出します。けっこう労力が必要。まだ水路にいる魚を特定の場所へ向かわせるためでもあります。



DSCN3925_320.jpg

とれた岩魚。ここは西の堰でしたが、上流の東の堰ではもっと大きな岩魚がより多くとれていました。でも年々小さくなり、数も減ってるとのこと。



DSCN3930_320.jpg

水がなくなった水路で草刈りやごみをとっています。



DSCN3931_320.jpg

本流に差し込んである木板を取り除き、砂利やごみなどが流れやすくしています。



DSCN3933_320.jpg

本流の砂利やごみをさらっているところです。



PA0_0012.JPG

本流に置く土嚢を作っているところです。今回は50袋。本流に置いて、水流が水路のほうへ流れるように促します。ここまでで午前の部は終了。



PA0_0019.JPG

お昼休みの後、本流に土嚢を積む作業。これが堰上げで最も重労働だそうです。



PA0_0020.JPG

作業終了後のお楽しみ、バーベキューと岩魚の塩焼きの準備も同時並行で進めます。



PA0_0024.JPG

いよいよ、水路の門を開けて水を流し、堰上げの終了です。上流の堰を開けた後、タイミングを十分に見計らって開けます。



PA0_0031.JPG

堰上げが終了し、水路へ水が勢いよく流れていきます。



PA0_0034.JPG

終了後のバーベキュー。この日のために、郡山へ勤めに出ている人も集まってきました。話に花が咲いていました。


この西の堰の堰上げのメンバーはこの10年ほぼ同じで、30代の青年が選抜され、部落から派遣されてきます。西の堰から水路が通っている石筵西部の農家の青年たちです。

posted by daeng at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京以外の日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック