2005年12月20日

<緊急>アチェ絵本・詩集出版記念の集い(終了しました)

あなたは1年前の12月26日、スマトラ沖大地震・津波をまだ覚えていますか。

アチェの子どもたちの絵とエッセイで綴ったドキュメンタリー・タッチの絵本(下写真)が発刊されます。また、命を落とした詩人の作品を含めたアチェ人の詩人の追悼詩集も発刊されます。

Aceh-Ehon1_320.jpg


発刊を主催するジャパン・アチェ・ネットは、今後も、次の世代を担うアチェの子どもたちを息長く支援していきます。

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★スマトラ島沖大地震&巨大津波一周年(2005.12.26)★
『アチェ絵本ドキュメンタリー』&『アチェ詩集全集』出版記念の集い


スマトラ島沖地震・津波の発生以来、インドネシア文化宮(GBI)は、JAN(Japan Aceh Net)を通じて、これまで数々の支援プログラムを実施してきました。

あれからもう一年。2005年12月26日(月)は被災一周年です。24万人もの命を奪った空前絶後の大自然災害でしたが、日本を含め国際社会は瞬く間に、あの未曾有の出来事を忘れ去ろうとしているかに思えます。

そこで、インドネシア文化宮では、もう一度、あの日を振り返えるべく、下記の追悼・祈念の集いを開催いたします。

JAN(ジャパン・アチェ・ネット)とアチェの地元紙「Serambi Indonesia」が協力して制作した『アチェ絵本ドキュメンタリー』と『アチェ詩集全集』の二冊の発刊記念の集いともなります。



絵本ドキュメンタリーの『Nyaowung(いのち)』は、JANが資金援助を行い、地元有力紙『Serambi Indonesia(SI)』が2005年4〜5月に実施した『全アチェ州小中学生絵画コンクール』の受賞作品計20点をベースに、同時期にJANとSIが共催した『全アチェ州高校生作文コンクール』優勝者のファニア・アディスティさん(現バンダアチェ第三高校三年生)が、実話を基に新たに書き下ろした短編20編とを組み合わせ、さらに、SI紙写真記者などが記録した被災写真を挿入した絵本形式のドキュメンタリー書です。

一方、JANは、ASA(Aliansi Sastrawan Aceh・アチェ文学者連合)に資金援助を行い、アチェ詩集全集の『LAGU KELU (慟哭の詩)』も出版しました。

『Nyawoung(いのち)』(\1,500#送料別)と『LAGU KELU (慟哭の詩)』(\3,000#送料別)は、日本でも販売し、その売上金は全額、今後のJAN支援金となります。また、アチェでは現在、JANの資金援助を受け、SI紙がスマトラ島沖地震・津波災害の全貌を記録した『TSUNAMI ACEH GETARKAN DUNIA(世界を震撼させたアチェ津波)』の出版に向け最後の編集作業を進めています。

同書は、2006年2月9日の同紙創刊18周年に発刊予定です。

アチェのガヨコーヒーを味わいながら、もう一度アチェのこの一年を振り返り、そしてこれからの支援のあり方について話し合ってみたいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。


【名称】スマトラ島沖地震・津波一周年の集い
【主催】インドネシア文化宮 & JAN(ジャパン・アチェ・ネット)
【期日】2005年12月26日(月)11:00-21:00
【場所】インドネシア文化宮・JR高田馬場駅より徒歩約6分
【展示】報道写真&アチェ児童絵画&画家マフディ氏絵画
【上映】アチェ被災追悼音楽VCD・メトロTVドキュメンタリーDVD
【朗読】『アチェ詩集全集』より数篇をアチェからの留学生ハイルル・ムナディさん(首都大学東京・東京都立大学博士課程在学)が朗読。また『Nyawoung(いのち)』より数編を日本語で紹介(朗読者未定)。尚、朗読会は18時以降となります。
【試食】 アチェ・カレー(“Rumoh Aceh”ブランドのカレー粉はアチェ人が「インドネシア中で一番美味い」と太鼓判を押す絶品。巨大津波によってRumoh Acehの工場は流され、アチェの味がいつ復活するのか誰もが心配しています。GBIでは、津波被害を免れたバ ンダアチェ郊外のお店で、この今となっては“幻”のRumoh Aceh製カレー粉を入手しました。アチェを舌で味わってください)。尚。カレー試食は18時以降となり数は20名分のみです。
【参加費】¥2,000#(JANを通じて全額義援金となります)
【申し込み】メールにて(okawa@mxg.mesh.ne.jp)
【備考】 小さなロウソクをお持ちいただけましたら、追悼の灯りとして使用させていただきます。


【GBI & JANのこれまでの主な支援活動】

2004年12月26日
スマトラ島沖地震・津波発生

2005年1月15日〜7月25日
戒厳令下アチェ報道写真展(東京)

2005年1月〜11月
日本国内20ヶ所以上で『アチェ報道写真展』&『アチェ津波絵画展』

2005年1月15日
第53期インドネシア理解講座(アチェ復興のために私たちにできることは?)
JAN=ジャパン・アチェ・ネット設立

2005年1月29日
第54期インドネシア理解講座(メトロTV報道に見るアチェ大地震・巨大津波被害状報告)

2005年2月12日〜4月15日
アチェ風刺漫画展

2005年2月12日
第55期インドネシア理解講座 『5時間で話せるアチェ語』

2005年3月5日
第56期インドネシア理解講座『アチェ現状報告』&『4時間で話せるアチェ語』

2005年4月〜5月
JAN共催の全アチェ州小中学生絵画コンクール&高校生作文コンクール(アチェ州)

2005年4月16日〜6月17日
アチェ津波被災児童絵画展

2005年4月16日
第57期インドネシア理解講座『アチェ現状ビデオ報告』&アチェ・カレー試食会

2005年6月18日〜9月16日
アチェ“津波”絵画展(児童絵画&マフディ氏作品計27点)

2005年12月26日
絵本『Nyawoung(いのち)』出版(東京・アチェ)

2005年12月26日
『アチェ詩集全集』出版(アチェ・東京)

2006年1月7日〜21日
スマトラ沖大地震・津波から一年『絵画・写真展』神戸市・ひょうご国際プラザ

2006年2月9日
『世界を震撼させたアチェ津波』出版(アチェ・東京)
posted by daeng at 19:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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