2007年12月23日

南スラウェシ州知事選挙後の混乱

南スラウェシ州知事選挙で、シャフルル候補(現州副知事)が当選と決まってからはや1ヵ月。しかし、負けたアミン候補(現州知事)の不服申し立てを受けた12月19日の最高裁判所決定で、なんと、4県で選挙のやり直しが命じられた。これが実施されると、新知事就任は来年の3〜6月頃へ延期されることになる。

南スラウェシ州知事選挙をめぐる混乱は今後も尾を引くだろう。当地の治安状況に懸念が生じている。警察はマカッサルに「第1級警戒態勢」(Siaga 1)を発令した。

今後、マカッサル市内ではペッテラニ通りの州選挙委員会前、大学の周辺などで、様々なデモが行われる可能性がある。また、各県・市でも同様のデモが起こりえる。

現実問題として、デモや抗議集会だけでなく、支持者間の対立・衝突が起こる可能性も決して皆無ではない。十分な注意が必要である。

平穏無事に選挙を終えたかに見えたのに、なぜこのような事態になってしまったのか。

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posted by daeng at 21:26| Comment(0) | TrackBack(0) | マカッサル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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