立ち並ぶ高層ビル、寒すぎる屋内冷房、あちこちでの渋滞などなど、ジャカルタなら当たり前のことだと分かっていても、「ここはインドネシアではない」と感じてしまう光景にぶつかる。そして、日が経つにつれて、それが日常の現実として認識されていってしまうような感じを抱く。現場感覚が鈍っていくような・・・。
今回の出張で、日頃なかなか会えない方々とお会いすることができた。22年間インドネシアと付き合ってきて、初めて大統領府の敷地内に入るなど、面白い経験をすることもできた。ジャカルタで食べたいと思っていた美味しい食べ物も若干は味わえた。それでも、連日のアポや会議は少々閉口気味だ。マカッサルの我が家のお手伝いが作る料理が恋しい(もういわゆる「お袋の味」になっているのかもしれない)。
ジャカルタ滞在も残りあと2日。アポと会議はまだある。そして、これだけ長く滞在しているのに、また今回も会えない友人・知人が多数いる。ジャカルタに来るたびに、それがいつも心残りになるのだ。