3月6日の西スマトラでの大地震の報道の熱が覚めやらないうちに、7日朝、ジョグジャカルタ空港でジャカルタ発のガルーダ機が着陸時に炎上し、133人の乗客・乗組員のうち、少なくとも21人が亡くなった。私もかつてお世話になったガジャマダ大学の元学長のクスナディ氏も同機に乗っていた様子で、安否が気遣われる(3月8日早朝、クスナディ氏の遺体が確認されました。享年80歳。謹んでご冥福をお祈りいたします)。
実は、私は6日夜のガルーダ便でジャカルタからマカッサルへ戻り、7日午前中に会議を済ませ、事故のニュースを聞いた後に、再びガルーダ機でジャカルタへ飛んだ。事故機と同じボーイング737-400機で。乗っている間はさすがに怖かった。8日夜に、またガルーダ機でマカッサルへ戻るのだが・・・。
今回は、レベルは低いが他よりはましということで、半ば強制的に信頼せざるを得なかったガルーダ機での事故。残念ながら、今や安全性に辛うじて期待を持てる航空会社は見当たらなくなった。ジャワで相次ぐ列車事故。そして度重なる船の事故。インドネシアの交通機関の安全度は残念ながら地に落ちた・・・。
こんなに交通機関の事故が多発している国が、世界中でインドネシア以外のほかにあるのだろうか。政府の再発防止への真剣な取り組みが感じられない。そして、それでも人々はそんな交通機関を利用して移動しなければならない。
インドネシア人は過去の苦い経験をすぐに忘れてしまうとよく言われるが、刹那的に忘れてくれればすべて済むというものではない。いわんや、テロリストやアメリカの陰謀のせいにするなど、言語道断である。
posted by daeng at 02:18|
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