この地震で、北スラウェシ州の州都マナドでは、モールで買い物をしていた市民がパニックとなり、しかも海岸の潮が引いたとの情報で「津波が来る」という話が一気に広がり、高台へ避難する人々が続々と現れた。マナドではマグニチュード5.5の余震が続いた。当初、津波の可能性があるとしていた気象庁は、その後、津波の恐れはないと訂正した。
北マルク州テルナテなどでも、住民が家を飛び出し、津波を警戒して高台へ避難した。ティドーレ島に家族がいる若者の話では、海のすぐそばに住む家族は無事で、地震で家の外に飛び出して高台へ避難した、とのことである。
震源地からすると、気になるのはむしろ北マルク州のバチャン諸島やスラ諸島の状況だが、今のところ、これら地域の情報は全く流れてこない。
ちなみに、私の住むマカッサルでは地震の揺れを全く感じなかった。