「参加型予算」の趣旨は、議会に任せるのではなく、一般住民も予算執行の監視に当たる必要がある、ということで、予算が流用されないようにどう監視するか、ということが主なテーマのようだった。
参加していたのは、ゴロンタロ州ボアレモ県の村長、村役人、村に関わるNGO関係者など。ジャカルタやマカッサルから来たNGO運動家が様々なジャーゴンを繰り出しながら説明するが、参加者は今ひとつ「ようわからん」という感じに見えた。そもそも、なぜ村人が県予算の監視に「参加」しなければならないのか。そんな根本的な疑問を抱きながら、私は「予算、予算っていっていますが、誰のお金の話をしているんですか。村人のお金の話ですか」と質問してしまった。
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