今回は、ブギス・マカッサルをこよなく愛されている伊藤眞さんをお迎えし、マカッサルの華人の様々な側面をわかりやすくお話しいただく予定です。
私がマカッサルに滞在していた1997年9月、市内では大規模な反華人暴動が発生しました。あれからすでに8年が経過、あのときの非華人の華人に対する憎しみ、華人の非華人に対する恐怖心がむき出しの状況は今では影を潜め、暴動はそれ以来起こらず、華人・非華人どおしが互いの存在を認め合う雰囲気が日常となってきています。華人が多く住む地域では、中国正月が盛大に催されています。
そんなマカッサル華人のスケッチを伊藤さんの解説で眺めてみませんか。
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第61期インドネシア理解講座
『スラウェシ島理解シリーズ』の第四回目のテーマは、マカッサルの華人です。20年以上にわたりブギス社会を調査し続けてきた伊藤眞さんが、知られざる南スラウェシの華人社会に関して最新の調査結果を報告します。トラジャコーヒーを味わいながらの贅沢で知的な土曜の午後となります。
【期日】 2005年12月3日(土) 13:00-16:00
【内容】 マカッサルそぞろ歩き−華人を中心に
2004年、マカッサル市内の旧華人居住区の入り口に、中華街の大門が建てられました。スハルト時代は、細々とおこなわれていた年間行事も盛大におこなわれるようになり、一方、市当局も、旧華人居住区を地方観光の一部にとりいれようとしています。このような大きな変化の中にあるマカッサルの華人たちの過去から現在をスライド、ビデオ映像を用いながら紹介したいと思います。
【場所】 インドネシア文化宮(GBI)・ JR高田馬場駅より徒歩約6分
【定員】 約20名
【参加費】 \1,000#(JAN=Japan Aceh Net)」を通じてアチェ義援金に使わせていただきます)
【申し込み】氏名、住所、電話番号(変更などの緊急連絡用として携帯電話番号も)を明記して電子メールでお申し込みください。
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